用語解説
FSH(卵胞刺激ホルモン)
月経中に調べます。
FSHの値が10mlU/ml以上であったら既に黄信号です。
20mlU/ml以上なら既に赤信号です。
数値が高いほど卵巣機能が落ちていることになります。
クロミッド
排卵を起こさせる作用があります。この薬で排卵が期待されるのは軽度の無月経の人や月経はあっても排卵がない場合です。
月経周期の5日目ころから服用を開始します。
HCG注射
排卵の前に使用して排卵を促せるときや、排卵はあっても黄体のはたらきが悪い場合に使用されます。
デュファストン
天然の黄体ホルモンと同じ作用を示します。黄体ホルモンは,排卵後の卵胞から分泌され,受精卵の着床後の準備をする働きがあるので,妊娠の維持に必要です。この薬は,黄体ホルモン作用があり,乳腺の発達を促進し,子宮の筋肉を弛緩するので,妊娠を維持するために好ましい状態をつくります。黄体機能不全にもとづく不妊症,月経異常症,子宮内膜症,切迫流産,習慣性早流産などに用いられます。
ドオルトン錠
黄体ホルモンと卵胞ホルモンの配合剤です。これら二種のホルモンは,女性ホルモンで,子宮出血,月経困難,月経周期異常などに用います。また,生理日の変更や,卵巣機能に原因がある不妊症の治療にも用いられます。そのほか,排卵を抑制するので,このホルモンの組み合わせは,避妊の目的(ここに示す製品は認可されていない)にも用いられます。